分譲マンション・区分所有事務所で収益を得る
- 分譲マンション・区分所有事務所のメリット
区分所有とは区分所有登記建物一棟の一部屋単位で所有するものです。この一部屋もしくは数部屋を賃貸し賃料収入を得るものです。多大な資金を必要とする建物一棟を所有するのとは異なり,区分所有登記された単位で購入することができますので多大な資金を用意することなくできることは魅力の一つです。分譲マンションも区分所有です。俗にワンルームマンションと呼ばれるのも区分所有です。区分所有はマンションに限りません。事務所が入居している商業ビルにも区分所有はあります。
分譲マンションをマイホームとして購入される方は多くいます。生活してるうちに何らかの都合で他の地に住む必要が生じる人や数年間だけ引越する必要に迫られた人もいるでしょう。せっかく購入したマイホームですが売却せずに自分が住まない期間だけ賃貸住宅として貸し出す方法もあります。マイホームとして購入する場合は住宅ローンをご利用することができます。住宅ローンは,一般に収益不動産購入を対象とする事業融資とはことなり審査が非常に早く融資金利も低い傾向があります。住宅ローンを利用して購入できると低金利で長期間の返済のために月々の返済を抑えることがあできます。
- 分譲マンション・区分所有事務所の注意は
区分所有建物は複数の区分所有者の集合が共用部分を共有しています。分譲マンションでは管理規約が定められ管理組合が設立されます。管理を管理会社へ委託している場合は管理会社へ支払う費用も含まれます。管理規約には既定の管理費と将来の共用部分修繕工事のために修繕積立金が定められます。管理費と修繕積立金は固定経費です。空室でも所有している限りは支払いを免れることはできません。区分所有部分は区分所有者が修繕しますが共用部分は共有者の費用により維持管理を行います。エントランスやエレベーターの電気代もこの費用から支払われます。
自分が所有している区分所有部分に影響を及ぼすことが少ない修繕でも管理組合で決まれば従う必要があります。修繕積立金の範囲で賄うことができる軽微な修繕工事は大きな問題になりませんが、大規模修繕工事となると修繕積立金では不足することがあります。そうなると区分所有者から一時金を徴収することが管理組合の決議で決まることも予想されます。