新築分譲一棟マンション・一棟アパートで収益を得る
- 新築分譲一棟マンション・一棟アパートのメリット
建物建築を売主または売主が発注した建設会社が施行したものを購入する方法です
設計事務所や建設会社を探す労力、建物プランニングや仕様を決める労力を省くことができます。なかには建物完成後の賃貸募集まで行ってくれるものもあります。この場合は直ぐに賃借人を募集する負担がありません。賃貸募集にかかる費用,精神的な負担,金銭の負担を省くことができます。
初めて収益不動産を購入する方には負担が軽く新築を手に入れる手段です。新築分譲一棟マンション・一棟アパートのメリットは建物が新築であることです。建物は建て方や形状の意匠の流行が数年サイクルで変化します。新築は最新の流行に沿った意匠であることが多いです。設備も最新のものが使われています。新築というだけで周辺の募集不動産より有利な賃料が得られる場合があります。
新築建物の最大のメリットは建物保証期間でしょう
新築分譲建物は売主が宅地建物取引業者であることが殆どです。宅地建物取引業者が売主であり購入者が宅地建物取引業者以外の場合,最低2年間の瑕疵担保責任の履行義務が定められています。更に平成12年4月1日施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により、新築住宅に対する構造体力上主要な部分,雨漏りの侵入を防止する部分の瑕疵担保責任期間が目的物の引渡しの日から10年以上(最大20年まで延長可能)に義務化されています。新築収益不動産のメリットは他にもあります。
購入資金に借入金を充当したい方には大きなメリットです。新築建物は建物の残存耐用年数が法定耐用年数通りのため融資返済期間を中古建物より長くしてくれる金融機関が多いです。マイホーム購入のために借入する住宅ローンと収益不動産向けのローンは審査が異なります。
返済期間を長くできることは毎月の返済金額を抑え,安定したキャッシュフローを得られる可能性が高くなります。
- 新築分譲一棟マンション・一棟アパートの注意は
建物未完成の新築収益不動産を購入する場合,建物竣工時期に注意が必要です。賃貸需要が旺盛なシーズン前に建物が完成しているものが望ましいです。
賃貸需要が旺盛な時期に建物が未完成で募集できない,もしくは賃貸借契約は済んだのに天候不順が続き約束した日に賃借人が入居できない!このような事態にならないような注意が必要です。万が一建物竣工が間に合わない可能性がある場合の対策も必要です。収益不動産を手にするオーナーは賃貸事業者としての責任も同時に手にすることになります。新築で購入した収益不動産ですがいつまでも新築というわけにはいきません。
何らかの事情で賃借人が退去したあとは再度賃貸募集を行うことになりますが,再募集時には新築ではなくなります。時の経過と共に周りにはもっと新しい新築賃貸マンションや新築賃貸アパートが建つことを想定しておくことが必要です。周囲の賃貸相場に左右されることは当然ですが,いつまでも新築当初の賃料で入居者が決まるとは限りません。せっかく手に入れた収益不動産です。初めての退去者にも慌てずに対応できるように策を練っておくことが必要でしょう。